私が故人だったら?

私が故人だったら?私は生まれも育ちも東京です。
なので、恐らく東京もしくはその近郊のお墓に入ることとなるでしょう。
そうなると、東京近郊にお墓を建てる場合、東京に近ければ近いほど永代供養料も高くなり、残された親族にも負担がかかります

高額な遺産を親族に残すことができたのなら、東京近郊に立派なお墓もいいでしょう。
しかし、私は例えそうだとしても決してお墓にお金をかけることは故人としては望みません。
極端な話、お墓なんて私はいりません。
なぜならお金は生きている人たちが生きるために必要なものであり、故人のために使って欲しいとは決して思わないから…。

いかがでしょうか?
私のような考えをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

遺族はそういうわけにもいかない

いくら故人の私が『遺言』でいらないと言っても、残された親族が「ハイそうですか、わかりました」と言ってお墓を建てないで済ませることなんてできません。
故人を亡くした立場からいうと、「とてもそのような『バチあたり』なことはできない」というのが本当の気持ちではないでしょうか。
また、世間体も無視するわけにはいかないと思いますしね。

お客様の声

『お客様の声』欄を拝見したところ、「お墓が身近にあれば、いつでもお参りができて、その方が故人も喜びます。」という旨のお声が多かったように思いました。
もし本当に故人に死後の意識があって「お墓参りにきてもらってうれしい」という思いがあったとするならば、近場にお墓を建てて、いつでも会いに行ってあげる方が故人もさぞ喜ばれるのではないでしょうか。
それならば、安くて東京にあるお墓を建てるのが最もいい方法ではないかなと思います。

これからのお墓の形

改めてお墓のことを考えると、たいていのお墓は屋外にあります。
しかし、遺族の立場からすると、遺骨を見知らぬ土地の屋外に安置するのは「故人が寂しがるのでは?」とお考えになるのではないでしょうか?
少なくとも生前は屋根のある家に住んでいたわけです。
いくら遺骨になったからとはいえ雨風のしのげない屋外のお墓に安置するよりも、屋根がある雨風もしのげるお墓に安置された方が「故人も喜ぶのでは?」と思いませんか?
これからのお墓は屋外にあるお墓よりも屋内の納骨堂が主流となってくるのではないかと私は思います。
なぜなら、死後どちらに入りたいか訊かれたとするならば間違いなく私は「屋根が付いている方がいい」と答えるからです。